2011.03.25

金子みすゞ「わたしと小鳥と鈴と」

金子みすゞ「わたしと小鳥と鈴と」

わたしが両手を広げても
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥はわたしのように
地べたを早くは走れない

わたしが体をゆすっても
きれいな音は出ないけれど
あの鳴る鈴はわたしのように
たくさんな歌は知らないよ

鈴と小鳥と それからわたし
みんな違って みんないい

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2011.03.24

金子みすゞ「星とタンポポ」

金子みすゞ「星とタンポポ」

青いお空のそこ深く
海の小石のそのように
夜がくるまで沈んでる
昼のお星は目に見えぬ

見えぬけれどもあるんだよ
見えぬものでもあるんだよ

散ってすがれたタンポポの
川原のすきにだぁまって
春のくるまで隠れてる
強いその根は目に見えぬ

見えぬけれどもあるんだよ
見えぬものでもあるんだよ

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2010.01.18

坂本龍一 × 枝廣淳子 = エコロジー対談

坂本龍一がRADIO SAKAMOTOで、枝廣淳子エコロジー全般について対談していて、勉強になった。

なるほど、やっぱり原子力発電って不経済なんだね。でもバイオマス発電っていうのも、現段階での経済効率性はどうなんだろう。
化石燃料依存社会の終焉にさしかかって来た実感がした。

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2010.01.03

105円の川瀬巴水

Hasuifuji驚くべき事に、大好きな川瀬巴水の版画が、100円ショップのダイソーで、105円で売られてた。勿論、木版から刷ったものではなく、印刷したものだが、全く気にしない。額縁は315円。あわせて420円とは格安すぎる! 恐るべしダイソー。渡邊木版さん、これはどうなの?

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2009.12.27

タペストリー

Tapestry_2

フランドル名産のタペストリーを部屋に掛けた。風景はイタリーのコモ湖
ベルギーに住んでいた頃に購入したもの。そこそこの値段はした。
日本では、タペストリーは美術品と言うより工芸品の位置づけにあるようだが、ルーブルには超巨大なペストリーだけの部屋もある。巻いたり曲げたりでき運び易いので、絵画よりも巨大なものを作成したのかなと思った。

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2009.11.23

ブックオフ百景

週末ブックオフをハシゴするのが楽しみになっている。
拙宅沿線界隈にはブックオフが多く、散歩ついでに近所の店舗に行くばかりでなく、クルマや電車で遠征することもある。
ブックオフ散策の楽しみの一つに、店舗ごとに品揃えの傾向が異なる事である。
ブックオフは店舗ごとに本、CD、DVD、ゲームなどを買い取り、それを店頭に並べているため(たぶん)、品揃えにその店の近隣住人の趣向が顕著に現れる。例えば、漫画やゲームの品揃えが充実している店は、子供が多く住む住宅街にあり、ビジネス書や高価な単行本は、世田谷などに高所得者層の街に多い。マニアックなDVDやCDは、渋谷や秋葉原などの若者が集まる店で見つける事が多い。
そんな品揃いを楽しみつつ、あぁこの作家は売れているくせに、ブックオフ率が高いなぁ、などと違った角度での無言の世評を感じる事もある。定価1,400円の単行本が、半額の700円で売られているなどは立派な方で、それが105円コーナーに並べられていると、著者が気の毒にさえなる。
自分の狙い目は、普通数千円もする高価な単行本で、新刊同様に帯が付いた美本が半額で売られていると、ついつい手が出てしまう。たぶん前の持ち主は読まずに売ったのだろうと思われる本も少なくない。事実、謹呈〜などと出版社や著者からのワープロ文が折り込まれている事もある。ときどき作家のサイン本まであるが、何々さんへなどと書かれているときは、流石に手が出ない。
以前ブリュッセルに住んでいた頃、パリのオペラ座界隈で、ブックオフを見つけたときは驚いた。道を挟んで2軒あり、1軒は日本語の本やDVD、もう1軒はフランス語や英語のそれらを扱っていた。欧州暮らしで日本語に欠乏していた身にとって、文庫本が1ユーロで売られているのに驚喜し、森繁の社長シリーズのDVDまで揃っていたのには、ただただ驚いたものだ。

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2009.06.21

欧州路面電車の想い出

雨模様なので和室で横になって、獅子文六の「ちんちん電車」を読んでいたら、欧州の路面電車の事を想い出した。
日本で路面電車を見かける都市は数限られるが、欧州ではかなり小さな地方都市でも現役で路面電車(トラム)が活躍している。欧州の都市を交通網で格付けするならば、空港がある町は大都会、鉄道の国際列車が発着する中央駅があれば大都市、地下鉄があれば中都市、路面電車が走っていれば小都市、バスしかなければ町か村、というような区分ができると思う。
欧州生活中に撮った写真があるので、そのいくつかを紹介しよう。

Frankfurt_2まずフランクフルト。これは旧式の車体で3両編成。新型は低床でエアコンも付いているが、この無骨な旧型が好きだった。フランクフルトの路面電車網は、街の外の森を抜けて、隣町の町外れに達している路線もあって、近郊電車の役割も兼ねていた。

Berlinこれはベルリン。旧東ベルリン側の路線を走る車両。

Dsseldorfデュッセルドルフの広告車両。デュッセルドルフは旧式車両が多かった印象がある。

Dresdenドレスデンの無骨な車両。このダサいデザインが旧東ドイツらしい。ドレスデンには地下鉄がないので、重要な市民の足でもある。

Erfurtドイツ中部の小都市エアフルトのレトロな車両。観光用に動態保存されているのか、バリバリの現役。こんな小さな街にも路面電車網があるのが不思議。

Gteborg北欧スウェーデン第2の都市ヨーテボリの重戦車のような車両。北欧人の巨体に合わせてなのか、とにかくデカイ。軌道幅もかなり広かったと思う。

Antwerpenベルギーのアントワープの旧市街を進む車両。こういう狭い道をクルマとトラムが一緒に走る。

Brussel最後はブリュッセルのトラム博物館から休日観光用に出動した車両。これ以外にも数多くの歴史的な車両が動態保存されていて、ときどき走っているのを見かけた。

欧州の街に住むならば、良いオーケストラと、強いフットボール・クラブがあって、洒落たトラムが走っている街を選ぶべきだ。

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2008.11.03

日本に適したクルマ

この三連休はクルマで少し遠出をした。
帰国してから中古で買った軽自動車は、まずまず快適だ。
660cc直列4気筒のエンジンは、四千回転程度で時速120キロメートルの巡航速度を無理なく保てる。車体の硬性も高く、高速走行でも運転に不安はない。無段変速機もシームレスな加速を生み、乗り心地にも全く不満はない。
燃費を計ってみたら、1リットルで17キロメートル程度走った。ガソリンの値段に換算すると、1キロメートル走るのに10円以下だ。渋滞時間もあった割には、優秀な燃費だ。
中古で買ったのに、カーナビゲーションとETC車載機を装着したので、新車とあまり変わらない値段になってしまったが、大排気量のクルマに比べれば数分の一の出費で済んだ。
R2

日本の道路環境では、軽自動車が総合的に優れていると思う。狭い市街路と、中速の自動車専用道路では、小さな車体と低排気量のエンジンが適している。
ドイツに住んでいた頃は、アウトバーンを走行する都合上、2リットルのガソリン・エンジンのクルマを使っていたが、ベルギーではその必要もなく、1.8リットルのクルマに乗り換え、それで充分だった。
それでもやはり、欧州大陸をグランド・ツーリングするとなると、3リットルを越える大排気量のドイツ車などは、運転の疲労も少なく、非常に魅力的だ。ただそれを日本列島で使う必要性は全く感じない。
アウトバーンを180キロ以上の巡航速度で、安全に長距離走行するためのクルマと、狭く曲がりくねった渋滞の首都高を低燃費で走るクルマは、全く違った乗り物であるべきだろう。

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2008.10.26

大いなる帰還

「大いなる」という形容詞は不要かもしれませんが、、、
日本に帰ってきました。
ドイツに2年、ベルギーに1年半の欧州生活に終止符を打ち、日本に帰って参りました。
あーあ、もう少し欧州を満喫したかったのに、まあいろいろと事情があっての帰国です。そんな訳で引越やら何やらで、すっかり忙しくて、このブログの更新が滞っていました。
さて、日本はやっぱりいいですね。海があって、山があって、田圃があって、大都会があって、、、えーと、それから、何より日本食が安くて美味い! ラーメンだって、カレーライスだって美味い!
うーんと、それから、本屋に行くと日本語の本がいっぱいあって、目が回るほどですね。
でも朝、満員電車で仕事に行くのは、凄く辛い。こんな苦痛を毎朝味わっているのは、世界広しと言えども、日本人だけじゃないでしょうか。
てな具合で、今はまだ外人目線で、日本にびっくり&新鮮を感じてます。
またボチボチ音楽や本のことを、ここに書きますね。

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2008.06.25

何日是帰年

江碧鳥逾白
山青花欲燃
今春看又過
何日是帰年

杜甫の五言絶句である。
自己流に読み下してみると、、、

川の流れの碧さに、鳥の白さが際立って見え、
新緑の山々には、花々が燃えるように咲き誇っている
この春もまた、眺めているうちに過ぎ去ってゆく
いつになれば、ふるさとに帰るときが来るのだろう

たぶんこの心境は、単純なホームシックなのではなく、旅愁とも言えるような気分なのではないだろうか。
何年も異郷で春を迎え、その美しさに心打たれながらも、このままずっと異郷暮らしを続けても良いのだろうかと心が揺れている。
これにはまるで、帰りたいという欲望との葛藤ではなく、帰らなければならないという宿命との葛藤さえも感じる。
少し深読みしすぎているのかもしれないが、今はそう感じる。

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