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2011.09.05

夏目漱石著「三四郎」

漱石の「三四郎」を読んだのは、高校二年生のときだった。女の気持ちを理解できずに、振り舞わされる三四郎に共感して、胸を締め付けられたものだ。
あれから長い歳月が過ぎ再読して、全く古臭さを感じなかったことに、まず驚いた。まるで村上春樹のような読了感すらある。
三四郎が草食系だとすれば、美禰子はアグレッシブな肉食系の構図になっており、まさに現代的とも言えよう。
この小説の大きな魅力の一つは、漱石自身が広田先生として作中で言いたい放題、自由気ままに振る舞っていることだ。
いまの自分は女々しい三四郎より、広田先生に強く共感する。そういう年齢になったのだ。

今回も紙の本ではなく、青空文庫をAndroidスマートフォンの縦書きビューワで読んだ。

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