« September 2010 | Main | November 2010 »

2010.10.30

最好的時光

1966年、台湾の高雄。
男は兵役を控え、ビリヤード場で働いていた女に恋をする。
ところが女は勤め先を変えてしまう。
彼は残された時間を使って彼女を捜す。
そして遂に違うビリヤード場で彼女を見つける。

手をつなぎ、この話はおしまい。
それだけ。それが何とも後味が良い。

監督:侯孝賢
女:舒淇
男:張震
邦題:百年恋歌
この映画は三編のオムニバスになっていて、ここに書いたのはその第1話。自然な演技とカメラワークと音楽が素晴らしい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2010.10.25

橘玲著「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」

Zankokunasekaide歯応えのある面白い本だった。
序章で勝間和代香山リカの論戦から書き出すあたりが巧い。自己啓発、能力主義、社会進化論へと展開したのち、遺伝の話で「やればできる」に一旦冷水を浴びせ、再び能力主義の経済合理性を説き、第1章の最後で既に本書の結論に到達してしまう。
つまり、幸せは相対的なもので、自分でそう感じれば、それで良いではないかというのが、本書のタイトルに対する解答のようだ。
面白い本なのだが、事例が2010年的なので、早く読まないと賞味期限が過ぎ、理解度が低下する恐れがある。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2010.10.03

青木崇高の才覚

Aokigoto役者の熱演とカメラワークが好きで、龍馬伝をよく観ている。
特に脇役達が良い。吉田東洋を演じた田中泯も凄かったが、今は後藤象二郎を熱演している青木崇高が素晴らしい。あの虎のような目つきは正に肉食系で、亀山社中のイケメン草食系男優君達を大きく凌駕しており痛快だ。名優香川照之演じる岩崎弥太郎との火花散る応酬は見事だ。
どんな役者かと調べてみたら、彼のブログ「あおきむねたかの新堕落論」がまた素晴らしい。手書きの絵と文章を載せている。これをブログと言えるかは謎だが、絵も味があるし、書いているネタも、掴み所がない大器を感じる。将来が楽しみな役者だ。

| | Comments (5) | TrackBack (0)

« September 2010 | Main | November 2010 »