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2010.08.14

最相葉月著「星新一 1001話をつくった人」

Hoshi子供の頃、活字を読むのが苦痛だった。小学生の夏休みには大抵、読書感想文の宿題があって、本当に辛かった。1ページも読めずに、「面白かった」とか、「すごいと思った」とか意味不明な感想を書いたものだ。
そして中学生になって、確か2年生だったと思うが、教科書に星新一が載っていった。国語の教師は、星新一の他の作品をコピーして、これも面白いと生徒に配布してくれた。それが星新一との出逢いであり、読書人生の始まりだった。
その頃、商店街の古本屋に行けば、星新一の文庫本が1冊100円で手に入った。最初は薄い本から買って読んでみた。わずか1日で読み終えた。翌日、もう少し厚い本を買って読んだ。これもすぐに読み終えた。その調子で星新一の文庫本が増えていった。まるで中毒だ。もうそうなると止まらない。筒井康隆小松左京を知り、高校生になると漱石などの文豪たちも読めるようになり、司馬遼太郎やフレデリック・フォーサイスなども片っ端から読み始めた。

最相葉月
によるこの評伝は、大変な労作で、心から敬意を表したい。
製薬会社の御曹司が、日本のSFの幕を開け、ショートショートというジャンルを確立した。その人の生涯を良く調べ、丁寧に大作にまとめた。
自分が夢中になった作家を、取り上げてくれて嬉しいという気持ちで一杯だ。

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