エリザベート・コンクールの結果
毎度の事ながら、コンクールの予想は当たった試しがない。その度に自分の見る目のなさに不安を憶えるが、芸術は個人の好みの問題なので、審査員や評論家と違っていても構わないと開き直っている。
今回も注目していたイェウン・チェと木嶋真優は、上位入賞すらも逃した。但しこれからの活動には大注目なので、二人のYouTubeの映像を貼っておこう。
イェウン・チェ
ショスタコーヴィッチ バイオリン協奏曲第1番の第2楽章
木嶋真優
ブラームス バイオリン協奏曲の第3楽章
毎度の事ながら、コンクールの予想は当たった試しがない。その度に自分の見る目のなさに不安を憶えるが、芸術は個人の好みの問題なので、審査員や評論家と違っていても構わないと開き直っている。
今回も注目していたイェウン・チェと木嶋真優は、上位入賞すらも逃した。但しこれからの活動には大注目なので、二人のYouTubeの映像を貼っておこう。
イェウン・チェ
ショスタコーヴィッチ バイオリン協奏曲第1番の第2楽章
木嶋真優
ブラームス バイオリン協奏曲の第3楽章
エリザベート王妃国際音楽コンクールの最終選考をストリーミングで観ていて、日本人ファイナリストの木嶋真優の演奏に感動した。
彼女が挑んだのはブラームスのバイオリン協奏曲。数あるバイオリン協奏曲の中でも大曲中の大曲だ。
オーケストラが鳴り出した時、巨大なものがゆっくりと動き出すのを感じた。テンポが遅い。コンクールでこれをやってもよいのか、という不安すら感じた。ところがそれをもう止める事は出来ない。オーケストラはソリストを待ち構える巨大なる漆黒の森と化していく。
しかし木嶋はそれに臆する事なく立ち向かっていった。テンポは依然速める事なく、オーケストラとガップリ四つである。このままで行けば第1楽章でスタミナが切れてしまうのではないかと思うほどの熱演。長大な第1楽章を終え、彼女は非常に長いポーズを取った。
第2楽章は、雲間から微かに光が漏れてきたように、安息の兆しを見せた。木嶋は非常に丁寧に歩みを進めていく。
そして第3楽章は、畳み掛けるようにテンポを高め、ブラボーが待ち構えるゴールに向かって走り出した。
コンクールを聴いて、こんな心地よい疲労感を憶えたのは初めてだ。
コンクールでこの曲を選ぶのは大変な勇気だ。それを乗り越え、奇跡的ともいえる名演を残した木嶋真優に惜しみない賞賛を送りたい。
1. Sergey PROKOFIEV : Sonata n. 1 in F minor op. 80
2. CHO Eun-Hwa : Agens
3. Johannes BRAHMS : Concerto in D major op. 77
Final 28/05/2009
我が懐かしのブリュッセルでは今、エリザベート王妃国際音楽コンクールが行われています。今年はバイオリンです。ファイナリスト12名が選ばれ、明日25日から最終選考が始まります。毎年のようにアジア勢が強いですね。半数以上がアジア人。日本人の木嶋真優も残っています。
公式サイトでは、コンクールの模様がストリーミングで流されていたので、ザッと眺めてみたところ、目に付いた演奏家が一人いました。
1988年生まれの韓国人、イェウン・チェです。かなり攻撃的な弓使いで、好きなタイプです。実はこの人の演奏を、2007年2月にフランクフルトで聴いていたのです。そのときは女王アンネ・ゾフィー・ムターの陰に隠れ、印象は薄かったのですが、この2年間ですっかり女王譲りの弓捌きを身に付けたようです。
20年前に買って読んで、それ以来ときどき書架から引っ張り出して再読している。
仕事でウダウダ悩んだり、迷ったりしているときに読むと、頭がサッパリとする。
童門冬二の本はいずれも読み易くて好きだ。史実に忠実とは言えない部分もあり、認識にも偏りがあるのかもしれないが、それを理解した上で読めば、エピソードの奥にある本質を掴み取る事が出来る。
特にこの本の材料となっている、勝海舟の生き方には共感するところが多い。ついつい自分に重ね合わせてしまう。人との交流のスタイルや、窮地に追い込まれた時の行動など、大いに参考になる。
勿論海舟は聖人君子ではない。もしろ狡賢いマキャベリストだろう。長生きはしたが、多くの敵に囲まれて、幸せな人生だったとは言えないかもしれない。それでも龍馬や西郷を魅了し、海舟の示した道筋通り、日本は最小限のダメージで、史上最大の危機を脱し、大変革を遂げたのだ。もし海舟がいなければ、幕府と薩長は泥沼の内戦に突き進み、欧米の介入を受け、日本は植民地化されていたかもしれない。
このブログでは積極的に若き無名のアーティストを紹介する事に努めている。彼もその一人である。
トニー・ライマーは19歳のドミニカ系アメリカ人。伸びやかで瑞々しい演奏が素晴らしい。
以下のリンクで聴ける曲目は、ガスパール・カサドの無伴奏チェロ組曲と、バッハの無伴奏チェロ組曲第6番。
いつの日か、巨匠として我々の目の前で演奏してくれるのが楽しみだ。
そして、これぞ絢爛豪華、ショパンの英雄ポロネーズ!
Chopin: Polonaise in A flat major Op. 53
Piano: Vladimir Horowitz
そして、そろそろ指が暖まってきたところで、ホロヴィッツがその名人芸を披露します。
楽曲は、シューベルトが作曲し、リストが編曲した「ウィーンの夜会第6番」です。
絢爛豪華なワルツが、まさにウィーンの夜を盛り上げます。
Liszt/Schubert: Soirees de Vienne, Valse-Caprice No.6
Piano: Vladimir Horowitz
さて次は、シューベルトの即興曲。
美しく、そして深く彫り込んでいくような、立体的な演奏だ。
Schubert: Impromptu in G flat major D899 No.3
Piano: Vladimir Horowitz
まずはモーツァルトのロンドから。
この軽やかさは何だろう。
Mozart: Rondo in Major K485
Piano: Vladimir Horowitz
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