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2009.02.08

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第1番

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲は、兎角後期の作品ばかり評価が高い。確かに後期の作品は素晴らしい。但し後期の作品ばかりが持ち上げられ、初期の作品が軽んじられるのは全く不当だ。初期や中期の積み重ねの上に後期があるのだ。初期には初期の良さがある。
例えばモーツァルトの場合、初期の作品は幼少期の習作に過ぎないが、ベートーヴェンの初期はもう充分に成熟している。弦楽四重奏曲を書き始めた頃、ベートーヴェンは20代前半の青年で、力強さの中にも瑞々しさが垣間見られ、聴いていても重苦しさを感じない。

以下に例示するのは弦楽四重奏曲の第1番である。特に第2楽章は、後期にも劣らない深みがあり、聴くに値する。

Auryn演奏するアウリン・カルテットはドイツのケルンを拠点に活動しているベテラン。
ケルンからライン川上流に向かってクルマで30分も行けば、ベートーヴェンの故郷ボンがある。静かで小さな街である。この曲を聴くと、新緑に覆われた初夏のボンの街並みを思い出す。

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