« 何日是帰年 | Main | ユーロ2008からヨーロッパを考える »

2008.06.26

星新一著「明治・父・アメリカ」

Meijichichiamerica星新一が書いたノンフィクションです。SFでも、ショート・ショートでもありません。自分の父親である星一(ほし・はじめ)の前半生を書いた評伝です。
明治6年に福島県の農村に生まれ、苦労して東京の学校に進み、更に努力して資金を貯めアメリカに渡る。アメリカでもその日の暮らしに困るほどの生活から、知恵と努力で名門コロンビア大学に入学し、小さな出版社の経営も始める。その中で、野口英世新渡戸稲造後藤新平伊藤博文等と知り合う。10年以上のアメリカ生活に終止符を打ち、日本に帰るところでこの本は終わります。
つまり星一の青春と明治男のフロンティア・スピリットの本です。
あの星新一が書いているので、読み味は無色無臭ですが、内容は大河小説級の歯ごたえがあります。
この本は是非、中学生や高校生のみなさんに読んでもらいたい本です。きっと何かを感じ取れると思います。
尚、その後の星一の後半生は、同じく星新一が「人民は弱し 官吏は強し」に書いています。これも波乱万丈です。

|

« 何日是帰年 | Main | ユーロ2008からヨーロッパを考える »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/7525/41654376

Listed below are links to weblogs that reference 星新一著「明治・父・アメリカ」:

« 何日是帰年 | Main | ユーロ2008からヨーロッパを考える »