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2008.06.29

Gent Jazz Festival

ベルギーにゲントという都市があります。ブリュッセルから西にクルマで1時間ほどの所です。アントワープやブリュージュほどには有名ではありませんが、中世フランダースの面影を残す観光地でもあります。
そのゲントで7月10日から20日まで、ジャズ・フェスティバルが開催されます。何よりその出演者が凄いのです。
ハービー・ハンコックパット・メセニーダイアナ・クラールウェイン・ショーターエリカ・バドゥマーカス・ミラーなど、有名どころが顔を揃えます。夢のようなラインアップです。
普通ならば迷わずチケットを買い漁って、観に行く所なのですが、諸般の事情で行けそうにありません。残念。

Gent Jazz Festival 2008のホームページ

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2008.06.28

Tommy Emmanuel "Somewhere Over the Rainbow"

トミー・エマニュエルによる「虹の彼方に」です。
こういう演奏にはコメント不要ですね。

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2008.06.27

ユーロ2008からヨーロッパを考える

Euro2008最近の楽しみは、テレビでサッカーを観る事だ。そう、今ヨーロッパはユーロ2008UEFA欧州選手権)で盛り上がっているのだ。キックオフはこちらの時間で夜8時45分。ゆったり家でテレビを観るには最適の時間帯だ。
この欧州選手権も、ワールドカップと同じく4年に1度開催される国別対抗の選手権で、参加できるのがUEFA(欧州サッカー連盟)加盟の国だけ。つまりヨーロッパ限定のワールドカップのようなもので、その盛り上がり度合いはワールドカップ以上かもしれない。
各国の街中の熱狂度も勿論、テレビ中継で映るスタジアム貴賓席でも、ドイツのメルケルおばちゃんが、少女のようにキャッキャと喜んでいるし、スペイン皇太子も本気のガッツ・ポーズを見せている。
日曜日には、このドイツとスペインで決勝戦が行われる。
さて今回のユーロ2008で、特に印象的なのは、ロシアとトルコがベスト4に残ったことだ。両国とも準決勝で敗退したものの大健闘だった。経済的に発展途上のロシアとトルコが、サッカーでも力をつけてきたことは、何か新しいヨーロッパを象徴することのように思える。

そこで、ふと思ったのだが、そもそもロシアとトルコはヨーロッパなのか?
両国ともUEFAに加盟しているから、サッカーでは間違えなくヨーロッパの一員である。ところが両国ともEUには加盟していないし、通貨もユーロではない。
西ヨーロッパの人たちの気持ちの上では、ロシアをヨーロッパと手放しで言うには抵抗があるようだし、トルコに至ってはヨーロッパではないという雰囲気が強い。
しかしこの感覚上のカテゴライズも、(それこそサッカーの影響もあって)今後変わっていくだろう。つまりヨーロッパという概念は拡大しているのだ。

ここでまた少し下らないことを考えた。以下馬鹿話ですから、本気にしないでね。

アジアの片隅にある日本という国は、宙ぶらりんな国である。地理的にはアジアに属するが、日本人の意識には自分たちがアジア人である意識がない。日本人が「アジア」と言う時、そのアジアには日本が含まれていない。政治経済的に日本は、アジアよりむしろアメリカ合衆国とのつながりが強く、アメリカの属州、植民地だと考えるのも間違えだとは言えない。ところがそのアメリカは最近世界で信頼と人望がない。良い友達を選ばないと、自分の信頼も失うことになりかねない。
そこでどうだろう、日本がヨーロッパに仲間入りしてみては?
例えば、日本がEUに加盟する。通貨をユーロにする。パスポート不要でヨーロッパと行き来できる。貿易でも関税なし、為替リスクなし。EUに加盟しても、もちろん国家としての日本の自治権は残るし、皇室も残る。日本語を公用語にし続けても全く問題はない。
安全保障面でも、何かと物騒なアメリカと一旦手を切って、NATOに入った方が安全だ。アメリカだってNATO加盟国だから、不義理にはならないだろう。
サッカーでもUEFAに加盟しよう。予選を勝ち抜けば次のユーロ2012に出場できる。
ただ心配事もいくつかある。人の行き来が自由になるので、低所得の東欧人が日本に入ってくる。でもそういう人たちを再教育して労働力にすることもできる。東欧には美女が多いので日本も少し華やかになる。
もうひとつ思いつく最大の問題は、日本がUEFAに加盟したら、ワールドカップ予選を突破することが、あと100年ぐらい無理になることだ。

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2008.06.26

星新一著「明治・父・アメリカ」

Meijichichiamerica星新一が書いたノンフィクションです。SFでも、ショート・ショートでもありません。自分の父親である星一(ほし・はじめ)の前半生を書いた評伝です。
明治6年に福島県の農村に生まれ、苦労して東京の学校に進み、更に努力して資金を貯めアメリカに渡る。アメリカでもその日の暮らしに困るほどの生活から、知恵と努力で名門コロンビア大学に入学し、小さな出版社の経営も始める。その中で、野口英世新渡戸稲造後藤新平伊藤博文等と知り合う。10年以上のアメリカ生活に終止符を打ち、日本に帰るところでこの本は終わります。
つまり星一の青春と明治男のフロンティア・スピリットの本です。
あの星新一が書いているので、読み味は無色無臭ですが、内容は大河小説級の歯ごたえがあります。
この本は是非、中学生や高校生のみなさんに読んでもらいたい本です。きっと何かを感じ取れると思います。
尚、その後の星一の後半生は、同じく星新一が「人民は弱し 官吏は強し」に書いています。これも波乱万丈です。

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2008.06.25

何日是帰年

江碧鳥逾白
山青花欲燃
今春看又過
何日是帰年

杜甫の五言絶句である。
自己流に読み下してみると、、、

川の流れの碧さに、鳥の白さが際立って見え、
新緑の山々には、花々が燃えるように咲き誇っている
この春もまた、眺めているうちに過ぎ去ってゆく
いつになれば、ふるさとに帰るときが来るのだろう

たぶんこの心境は、単純なホームシックなのではなく、旅愁とも言えるような気分なのではないだろうか。
何年も異郷で春を迎え、その美しさに心打たれながらも、このままずっと異郷暮らしを続けても良いのだろうかと心が揺れている。
これにはまるで、帰りたいという欲望との葛藤ではなく、帰らなければならないという宿命との葛藤さえも感じる。
少し深読みしすぎているのかもしれないが、今はそう感じる。

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2008.06.14

バイオリン小品集の最高傑作

Conamore前回書いたチョン・ミョンフンのお姉さんのことを書きます。チョン・キョンファです。クラシック好きならば誰もが知っている名バイオリニストです。弟のミョンフンよりずっと有名ですね。
もし現役バイオリニストのトップ3をあげろと問われれば、アンネ・ゾフィー・ムターヒラリー・ハーンと、チョン・キョンファだと答えます。但し、アンネ・ゾフィーとヒラリーは欧州で何度か実演を聴いているのですが、チョン・キョンファは未だにそのチャンスがありません。つまり彼女の演奏は録音でしか知りません。それでも彼女の演奏が好きな大きな理由があります。
それはまだ自分が学生の頃、クラシックを聴き始めた当初は、オーケストラとピアノの作品ばかり聴いていました。お陰でピアニストの善し悪しに関しては随分耳が肥えたのですが、バイオリンに関しては全くの門外漢でした。そんな頃、偶然購入したのが、チョン・キョンファの「コン・アモーレ」という小品を集めたCDでした。1枚に17曲の短い作品が収録されており、ピアノの伴奏だけで様々なタイプの曲を弾いていました。
このCDは自分にとって衝撃的でした。アンコール曲のような小品集なので、BGM程度に侮っていたのですが、1曲目のクライスラー作曲の「ジプシーの女」でノックアウト・ダウンです。バイオリンというあんな小さな楽器で、これほどまでに獰猛な音楽を創造できるのかと驚愕しました。彼女の攻撃的な演奏は、下手なヘビメタよりはるかに刺激的です。
もちろん激しい曲だけではなく、ゆったりとした美しい曲も収録されているのですが、どれも切れ味が凄いのです。まるでカミソリで切られて鮮血が滲み出るような感じです。誰かが言っていたかもしれませんが、アンネ・ゾフィー・ムターが名刀正宗だとしたら、チョン・キョンファは妖刀村正です。
バイオリニストがCDを何枚か出すと必ず、このような小品集を1枚は出します。自分も随分多くの小品集を購入して聴いてきましたが、このチョン・キョンファに勝るものは未だに出逢えていません。

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