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2008.01.17

「激流中国」を観て

年末年始に日本に行っていた。本とDVDをごっそり買い込み、更にテレビ番組もいくつかDVDに録画して持ち帰った。
その中で衝撃だったのは、再放送されていた「激流中国」の「富人と農民工」の回である。この番組は相当反響があったようで、今更ここに書くには及ばないのだろうが、とにかく驚いた。
中国での貧富の格差について、噂には聞いていたが、あれほどに凄いとは思わなかった。多分日本を含む欧米先進国を見渡しても、あれほどの格差は存在しないのではなかろうか。
ロシアや東欧諸国も急速な市場主義化により、貧富の格差は問題となりつつあるが、番組で紹介された中国のような悲壮さはない。
確かにいつの世も金持ちと貧乏人は存在し、貧乏人はどんなに苦労しても、その貧乏から抜け出せないという悲劇は繰り返されている。しかしその繰り返しの中で、社会全体の豊かさが底上げされ、貧乏の程度も少しはマシになるようだ。
成熟した欧州から見ると、中国とは得体の知れない巨大な幼虫のようである。不気味に蠢いて、成長するとどんな姿になるのか予想もつかない。そんな超大国の傍らに、冬のキリギリスのように息を潜める日本という国は、遠くから見て実に心細い。

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