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2008.01.21

西木正明著「梟の朝 山本五十六と欧州諜報作戦」文春文庫

ノンフィクションだと思って読み始めたら、一人称で語る主人公が著者ではなく、実在しない固有名詞も現れ出したので、何だフィクションかと気軽に読み進めた。ところがあまりの謎解きの面白さに、読むことを中断できなくなり、結局朝に読み始め、晩に読み終えてしまった。こんな読書は久しぶりだ。
ネタバレになるので内容は詳しく書けないが、第2次大戦中の日本の諜報活動を、フリーライターの主人公が謎解きの旅をするのである。とにかく序章を読んだだけで、これは凄いと思った。
そして読み終わって、少し調べてみたら、ことごとく実在したのだ。キーとなる登場人物も、謎の諜報機関も。フィクションなのか、ノンフィクションなのか、分からなくなった。
フォーサイスのオデッサ・ファイルに匹敵する傑作だ。

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