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2007.11.11

"Sea of Thunder" by Evan Thomas

Seaofthunder太平洋戦争の海戦記。
アメリカ側をハルゼー、日本側を栗田健男の両提督を軸に、レイテ沖海戦が詳しく書かれている。日米双方とも、いくつものミスを犯した凡戦であったことが分かる。と同時に、過酷な戦場で正しい判断を下すことの難しさも充分理解できた。
両軍にとって後味の悪いこの海戦から学ぶことは多い。結果的には日本艦隊の大敗ではあったが、ハルゼーにしてみれば日本艦隊を壊滅できず取り逃がしたことになった。
ハルゼーは戦後、原爆投下を無慈悲で戦争終結に不必要であったと言っている。日本人を嫌っていたハルゼーのこの発言の裏には、もしレイテ沖で日本艦隊を壊滅できていればという気持ちが残っていたのではないだろうか。
もしレイテ沖で日本艦隊を壊滅できていれば、米艦艇は一気に日本本土に近付くことができた。それこそ相模湾から艦砲射撃で東京や横浜の軍施設を狙えた。これが出来ていれば、B29による無差別爆撃の必要もなく、東京大空襲も原爆投下もなかったかもしれない。
その代わり日本が徹底抗戦していたら、九十九里か湘南が第2のノルマンディーなっていたかもしれない。

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