幻だったレーベル "Black Jazz Records"
今はもう「幻の」ではありません。簡単に入手できるようになったからです。どういうことかというと、、、
今は昔、1971年から1976年にかけて、わずか20枚のアルバムをリリースをしただけのレコード・レーベルがありました。それがBlack Jazz Recordsです。その名の通り、黒人によるジャズ音楽なのですが、当時のジャズと言えば、ロックや電気楽器の影響を受け、ジャズという枠組み自体が意味をなさないくらい、グチャグチャになっていた時期です。
さて当時のリリースは当然、アナログ塩化ビニール盤です。いわゆるLPレコードですね。ところが近年クラブのDJ諸氏が、好んでこの音源を使うようになると、一気にCD化され通信販売されました。奇特なマニアがわざわざ通販でお取り寄せしていた頃はまだ「幻の」と言えたかもしれません。
ところが今やBlack Jazz Recordsのオフィシャル・サイトでは、全ラインアップがダウンロードで購入できるようになってしまったのです。つまりもう幻ではなくなったのです。
早速ひととおり試聴して、4枚ほど購入しました。アルバム1枚8.50米ドルで、192kbpsという高音質のmp3ファイルが購入できます。クレジット・カードで決済を済ますと、eメールが送られて来て、それに記載されているURLからダウンロードができる仕掛けです。それを聴くためには、iTunesなどのソフトに読み込まなければならないので、ちょっと面倒です。
さてさて音楽はどうなのかというと、黒々しています。電気楽器も使ってますし、ファンクやロックの要素も多分に含まれています。まさにブラック・ジャズという言葉から想像される音楽です。
お薦め盤をあげるほど聴き込んでいませんが、ベーシストのHenry FranklinとギタリストのCalvin Keysのデビュー当時の作品は良い収穫でした。今後も買い足して、良いものが選べたら、あらためて紹介しましょう。
それにつけても、大枚をはたいてLPレコードを買い集めたマニア諸氏には、少し気の毒な世の中になりましたね。長い尻尾はどこまで長くなるのやら。


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