« Open TTD | Main | 川端康成訳「源氏物語」 »

2007.02.01

hr-Sinfoniekonzerte

去る1月26日(金)の晩、ドイツに住んで初めてクラシックの演奏会に行った。
地元フランクフルトのhr-Sinfonieorchesterの定期演奏会。
「hr」とは、ここヘッセン州の放送局であるHessischer Rundfunkのことで、普段は「ハー・アール」と呼んでいる。このhrが持つオーケストラがhr-Sinfonieorchester。但しこの名前になったのは昨シーズンからで、それまではFrankfurt Radio Symphony Orchestraという名前だった。このフランクフルト放送交響楽団という名前を挙げれば、馴染みのある愛好家も少なくないだろう。一昔前、Eliahu Inbalが指揮をし、マーラーやブルックナーの名演を残している。

まずはチケット購入。思っていたより簡単で、1週間前に会場となるAlte Operのチケット売場ですぐに買えた。たまたま売場の女の子が暇そうにファッション雑誌をめくっていたので、「金曜の演奏会のチケットある?」と気軽に聞いてみたら、懇切丁寧に座席表を指し示して、チケットが残っている席とそれぞれ値段を説明してくれた。1番高い席を買って44ユーロ。日本の相場に比べれば、随分安いと思う。
当日は開演が8時だったので、7時半頃に行ってみたら、予想以上に多く人が集まっていて驚いた。クロークにコートを預け、ロビーに行くと紳士淑女達がワインを片手にご歓談。残念ながらクルマで来ていたため、その輪には加われなかった(ジョークを言えるほどドイツ語も話せないしね)。
Janineさて今回の演奏会は、Andrew Littonが客演で指揮をし、バイオリン・ソリストに若手売り出し中のJanine Jansen(写真)を招いて、以下の曲目が演奏された。

 Richard DanielpourのCelestial Night
 Max Bruchのバイオリン協奏曲1番
 Gustav Holstの惑星

今回の席は前から2列目のド真ん中で、相撲で言えば砂かぶり! 見上げると指揮者のお尻が目の前にあり、左耳からは主席バイオリン、右耳からは主席チェロの音が飛び込んでくる。オーケストラの中に放り込まれたような位置関係だ。
1曲目と3曲目の管弦楽曲は、Andrew Littonお得意(?)のリズミカルな曲で、オーケストラもそれに応じて本場の芸達者振りを発揮していた。特に席が良かったせいか、普通CDでは良く聞き取れない弦楽器のピチカートが立体的に迫ってきた。
2曲目のブルッフの協奏曲では、Janine Jansenが目の覚めるような深紅のドレスで登場。客席からは溜息も少々。それにしてもこのオランダ淑女は身体がデカイ。その割に演奏はその迫力を殺した女の子らしいものだった。ロマンチックを前面に出し、まとまりの良い演奏で、個人的には少し物足りなかったが、それでも聴衆はブラボーを連呼していた。
終演は10時半頃で、外に出たら、この冬初めての雪が舞っていた。

|

« Open TTD | Main | 川端康成訳「源氏物語」 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/7525/13737349

Listed below are links to weblogs that reference hr-Sinfoniekonzerte:

« Open TTD | Main | 川端康成訳「源氏物語」 »