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2007.01.12

黒澤映画

ここ数日毎晩のように、黒澤明の映画を観ています。
「野良犬」、「悪い奴ほどよく眠る」、「天国と地獄」の3作品を三夜連続で観ました。いずれも現代劇で、制作当時の町の様子が見所の一つです。「野良犬」では、本物の戦後の闇市や、動く「4番ファースト川上」が映し出されていますし、「天国と地獄」では、高度成長前の我が故郷横浜と湘南が映っています。
そもそも正月休暇から帰独する全日空の機内で、「七人の侍」を観てしまったのがきっかけです。久しぶりに思わぬところで観てしまったので、突然黒澤熱が再沸騰してしまいました。
黒澤作品は昔から大好きで、ほとんどの主要作品を観ていますし、DVDでも所有しています。ここドイツの店頭でも、主要な黒澤作品はDVDで容易に入手できます。ちゃんとドイツ語の字幕と吹き替えまで入っています。それを購入しているドイツ人を見かけると、自分のことのように嬉しくなります。
黒澤作品の素晴らしさは、日本人が本気で怒ったり泣き喚いたりするところです。物静かで行儀の良い日本人ではなく、もっと生きることに必死になっている日本人です。黒澤映画は、そういった人間の生々しさがあったからこそ、世界で受け入れられたのかもしれませんね。
さあ今晩は、「隠し砦の三悪人」にしようか、それとも「椿三十郎」しようか。

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