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2005.02.13

Jimmy Smith "House Party" & "The Sermon"

JS1JS2Jimmy Smithを偲んで、iPodに常駐している愛聴盤2枚を、あらためて聞いてみた。
Jimmy Smithには申し訳ないが、この2枚はジャムセッション・アルバムで、Jimmy Smithのリーダーアルバムとは言い難い。1957年8月25日と1958年2月25日の録音が、2枚に入り乱れて分納されている。姉妹アルバムではあるが、2枚で一つの作品であると思って良い。
全曲を通じて非常にリラックスしており、トランペット、トロンボーン、アルト・サックス、テナー・サックス、ギターと様々な楽器が次々とソロを聴かせる。そのためJimmy Smithのオルガン・ソロは少ないが、ベースがいないため、ドラムと一緒に全曲のリズム・セクションを担っている。
数多く登場する楽器の中でも、Lee Morganのトランペットが特に素晴らしく、ひときわキラキラと輝いている。それに負けじか、Jimmy Smithもソロを取ると、パチパチと火花を放つ早弾きを披露し、リラックスした中にも、ピリリと緊張感が走る。
そもそもジャズの面白さは、構成された予定調和ではなく、プレーヤー同士の煽り合いにあると思う。順番にソロを取り合う時も、楽曲全体の雰囲気を壊さない中で、如何に違った切り口の演奏をしてみせるかが醍醐味だ。そのスリリングな名人芸の応酬が、聞いていて一番楽しい。
この2枚は、そんなハード・バップ時代の幸福感を堪能できるアルバムだと思う。

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