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2004.11.16

「ビッグイシュー日本版」

bigissue.jpg以前から気になっていた。街角でホームレスのおじさんが、片手に掲げ、立ち売りしている雑誌。今日200円手渡して買ってみた。
手に取ってみると、わずか30ページの薄っぺらなフリーペーパーのよう。内容も正直言ってツマラナイ。200円は高い。無料のR25の方がよっぽど面白い。
しかしこの200円には意義がある。このビッグイシューは、「ホームレスの仕事をつくり自立を応援する」雑誌なのだ。
この雑誌の販売を希望するホームレスは、まず最初10冊を無料で受け取る。この10冊が売れると2,000円の収入となる。この2,000円を元手に、2回目以降は1冊90円で仕入れ、200円で売ることで110円の利益を得る。この販売員になるためには、販売場所や販売マナーなどを定めた行動規範に同意しなければならない。
内容はツマラナイと書いたが、唯一熟読してしまったページがある。販売員を紹介する「今月のひと」の記事だ。路上生活を始めた様々な事情。雨の日も、寒い日も、1日中立ちっぱなしでビッグイシューを売る。売れる日もあれば、売れない日もある。新宿西口に立つ74歳の販売員は、1日平均30冊売るという。30冊だと、3,300円の利益だ。空腹と寒さを凌ぐだけで消えていってしまうような額だ。
昔から街頭募金の類が嫌いだ。しかしこのビッグイシューは違う。ホームレスが自らの労働で金銭を得ようと、正々堂々と雑誌販売に従事しているのだ。
今日の販売員のおじさんは、200円手渡すと本当に嬉しそうに「ありがとうございます」と深く頭を下げてくれて、こちらが恐縮するほどだった。
毎月1日と15日の2回発売されている。しばらく購読しそうだ。

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