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2004.02.08

海音寺潮五郎著「乱世の英雄」

歴史エッセイ集。ここで紹介された坂本龍馬の語録を読み、龍馬の印象が少し変わった。
そのいくつかとして、「人を殺すことを工夫すべし。刃にはかようにして、毒類にてはかようにしてなどと、工夫すべし。乞食など二三人試みておくべし」、「涙というものは人情を示す色なり。愚人や婦女子には第一にききめあるものなり」等々。
今まで龍馬の印象を司馬遼太郎や武田鉄矢に影響されすぎていたのかもしれない。颯爽としたイメージが強すぎ、ダーティーな面を想像していなかった。
上述の語録に接し、龍馬にマキャベリズムを感じた。考えてもみれば、あの時代にあれだけの大事を為したのだから、純朴な好青年を夢見る方が間違えだったのかもしれない。そう思うと高嶺のヒーローがグッと身近に感じ、新たな好感を持てるようになった。

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