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2004.01.12

横山禎徳著「『豊かなる衰退』と日本の戦略」

著者曰く、日本の現状とこれからを考えるにあたっては、「成長」や「成熟」ではなく、「衰退」を大前提にすべきだそうである。その最大の根拠として、少子化による人口の減少を挙げている。
この認識の上に、著者はグランド・ビジョンと3つのシステム・デザインを掲げている。ビジョンとして「拡大首都圏構想」、システム・デザインとして「一人二役」、「二次市場の創造」、「観光立国」の三つを掲げている。
それぞれの着眼点は、読み物としては面白かった。しかし政策提案としては、的外れとは言わないまでも、場当たり的で小粒な印象を拭えない。
いずれにせよ、この種の著作が書店を賑わせているのが日本の現状だろう。談論風発、議論百出、まずは大いに結構だ。ちなみにこの本は、古本屋で新刊同然に積まれていたのを買ってきた。これもまた日本の現状なのだろう。

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