2012.01.23

TinyType "Shadows of Jade Dragons"

Shadows_of_jade_dragons

先日紹介したTinyTypeから私信が届いた。
辰年に因んだ訳ではないかもしれないが、"Shadows of Jade Dragons"という新曲をリリースしたとのこと。意外にもこれがプロ(有料)としてのデビューだそうで、遠い東の島国からも応援のつもりで紹介する次第。
曲としては、尺八三味線和太鼓を織り交ぜて、不思議な亜細亜風になっているが、ベースはダブステップだ。正直少し物足りなさはあるが、雪深いチロルでこれを作ったのだから敢闘賞だと思う。少なくともヨーロッパ人には受けるかもしれない。

TinyType - The Jade Dragons by TinyType

ダウンロード(有料)はこちらから

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2011.12.22

小澤征爾×村上春樹「小澤征爾さんと、音楽について話をする」

Ozawamurakami
クラシック音楽好きにはタマラナイ、実に贅沢な本だ。
村上春樹小澤征爾にインタビューする形式なっている。
それも村上が用意したレコードやCD、DVDを聴きながら、あれこれ好きなことを言い合っている。同じ作品を何人かの演奏で聴き比べたりもしている。
クラシックを中心に話されてはいるが、ジャズやシカゴ・ブルーズ、果ては森進一藤圭子まで話が及ぶ。
自分が一番興味深かったのは、「グスタフ・マーラーの音楽をめぐって」という章。マーラーの演奏史や、その音楽の特異性が、たっぷりと語られている。マーラー好きの自分には、これまたタマラナイ。

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2011.12.18

児玉源太郎について

Gentaro_kodama
坂の上の雲」における魅力的な登場人物の一人に、児玉源太郎がいる。
テレビで高橋英樹は児玉を、直情型の猛将のように演じたが、原作ではズル賢さも兼ね備えた小男だ。
原作にこんな一節がある。

「戦略に、政略が入ってはいけない」という軍事学の原則を、児玉は平気で無視するのである。戦略戦術は、それのみを目的として純粋思考をおこなうべきであり、そういう意味で純度が高かるべきものだが、児玉はそうではなかった。

事実児玉は、軍人の枠をはみ出して、台湾総督などでも成果を残したし、日露戦争中も戦場だけでなく、世界情勢までに目が行き届いていたようだ。
司馬遼太郎はこうも書いている。

児玉は、純粋に作戦家であるには、あまりに大きな、つまり一国の安危を背負うという別次元の政略的課題まで背負いこんでいる立場にあった。つまり日本そのものを、児玉は背負っていた。

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2011.12.13

TinyType "Shadows of Jade Dragons In Basslandscapes - FM4 Liquid Radio Mix"

Tinytype
TinyTypeは、オーストリアのチロル地方で、ダブステップのミックスなどをしてる人です。
ダブステップと言うと、機械音の強いビートを想像され勝ちですが、彼の音は有機的で東洋風な雰囲気があり、特にここで紹介するトラックはその傾向が顕著です。
このトラックは、2010年5月にFMラジオ番組向けに作られた1時間と言う長尺ものですが、アンビエントと言うか、チルアウトと言うか、とにかく気持ち良い音楽です。
ヨーロッパ人がこの種の音楽を創ると、異国情緒があって、深みと渋みが感じられます。アメリカ人や日本人には、あまりない雰囲気だと思います。

Shadows of Jade Dragons In Basslandscapes - FM4 Liquid Radio Mix / TinyType by TinyType

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2011.12.02

Avishai Cohen "Live at Cully Jazz Fest."

Avishai
イスラエル出身のジャズ・ベーシスト Avishai Cohen のライブです。
まだCDなどになっていない音源です。
白熱具合が素晴らしい。

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2011.11.19

堀田善衛著「グラナダにて」

堀田善衛は憧れの作家だ。
世界を旅し、海外にも暮らし、インテリで、スッキリとしていて、それでいて毅然とした小説や散文を残している。
この「グラナダにて」は、集英社文庫の「バルセローナにて」に収録されているエッセーの一つであるのだが、その冒頭こそ著者がグラナダに暮らし始めた諸々が記されてはいるものの、大半が15世紀の女王フアナを主人公とした中編小説の体をなしている。
フアナはアラゴン王フェルナンド2世を父に、カスティーリャ女王イサベル1世を母に持つ。この両親の結婚譚については以前、佐藤賢一の爽快な短編小説「エッセ・エス」で紹介した。
ところがフアナの生涯は波瀾万丈で、イスラム王朝をイベリア半島から追い出し、統一されたスペイン王国のお姫様としての明るく晴れやかなものではなかった。フアナは精神を病み、「フアナ・ラ・ロカ」と呼ばれた。ラ・ロカとは狂女という意味である。
フアナは現在のオランダを統治していたブルゴーニュ公フィリップと結婚し、後のスペイン国王と神聖ローマ皇帝を兼ねたカルロス1世(カール5世)を生んだ。つまりフアナは狂女と呼ばれながらも、歴史上非常に重要な役割を果たしているのだ。
堀田善衛はフアナを取り巻く歴史大絵巻を、見事な中編小説のように、非常に分かり易くエッセイの中に書き込んだ。
佐藤賢一の短編小説「エッセ・エス」と、堀田善衛のこのエッセイ「グラナダにて」を続けて読めば、スペインの歴史の重要な時代を手軽に理解できる。

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2011.10.25

Rafael Aragon "CURANDERO"

Curandero以前紹介したことのあるRafiralfiroが新譜"CURANDERO"をリリースしました。今回は本名(?)のRafael Aragon名義で発表しています。
ネットレーベルに発表しているアーティストなので、基本的に無料でダウンロードできるのが嬉しい。
今回も、オリエンタルな雰囲気満点で、アロマ・マッサージのような快感に浸れます。
是非ご一聴を。

CURANDERO EP - out now on Caballito - CBLLT013 - free download by RafaelAragon(rafiralfiro)

ここをクリックするとダウンロード開始

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2011.10.20

駒崎弘樹著「働き方革命」ちくま新書

期待せずに読み始めた。よくある机上論だろうと。
ところが内容は著者の実体験が、まるで小説のように展開されている。
毎日猛烈に働いていた著者が、あるセミナーを切っ掛けにワークスタイルを変える。「入信した」と疑われないかと躊躇するシーンは笑える。
仕事だけではなくライフスタイル自体も変化していく。普段交流が少なかった二人の姉を食事に招いての話し合いのシーンでも、姉たちに頭が上がらない様子がリアルに描写され、これも笑える。
変化のポイントは残業をやめたこと。時間的にも、精神的にも、余裕を持ったこと。
あまりの面白さに、一晩で読んでしまった。
これって、ドラマ化できそうだ。

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2011.10.18

小池龍之介著「貧乏入門」と今東光著「毒舌・仏教入門」

KoikeKon
最近本屋で著書を良く見かける小池龍之介と、最近は忘れ去られようとしている今東光という人の本を続けて読んだ。
この二人の坊主は全く対照的だ。本の趣旨も違う。しかし本質的なところでは何か共通項があるように感じた。二人の違いは、向き合った時代の違いによるもので、その時代の民衆への語り口の違いとも言えよう。
乱暴にも共通点を一言で言うならば、「幸せの追求」ではないだろうか。「苦悩や心痛からの脱却」とも言えるだろう。そのためのヒントやアドバイスとして読めた。

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2011.10.10

Joy Denalane "MAUREEN IN SESSION"

Joy2
5年前に紹介したドイツのR&Bシンガー Joy Denalane が、今年"MAUREEN"という新譜をリリースし、そのセッション風景がYouTubeにアップされていた。
まだその新譜は入手していないのでアルバムとしての出来は分からないが、以下の5曲のビデオを見る限り、相当素晴らしいことが伺える知れる。
在独時代、彼女のライブDVDも購入したのだが、非常に素晴らしく、今も思い出したかのように繰り返し観ている。来日してライブハウスでパフォーマンスしてくれたら、是非行きたいのだが。

01. Niemand (Was Wir Nicht Tun)

02. Der Tag Ist Nah

03. Bin Und Bleib Dein

04. Frei

05. Wo Wollen Wir Hin Von Hier?

Album Trailer "MAUREEN"

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